OIAS創成記~ポイント制掲示板実現へ~

仮想通貨の使えるポイント制掲示板GiAnTa BBSで任意団体から営利法人を目指す(かも知れない)OIASの創成期の記録です

市場メカニズムの使いどころ

久しぶりに、このブログの真骨頂(?)である、政策提言的なことにもかかわる経済に関する話。

市場原理(メカニズム)というのは、「原理主義」という言い方で批判的な文脈で語られることもある(私自身も語ることのある)ものではありますが、基本的には私は便利なツールだと思っています。何しろ私が提唱するポイント制掲示板「GiAnTa BBS」の仕組みも、アイディアやコンテンツの価値を市場メカニズムを応用して測ったり高めたりしようという発想から生まれたものですから。

しかし、市場メカニズムの機能の源泉である「競争」というものは、非効率性を含むものであることもまた事実です。もちろん競争が無さ過ぎれば多くの公共事業が批判されるように非効率なものが生き残ってしまう面もありますが、逆に価格競争などの競争が行き過ぎたために業界全体が衰退してしまうという例もあります。

また私自身もかつて研究者を志す身でしたが、研究の世界も「似たような研究を多くの機関でしていて、どこが一日も早く論文に成果をまとめて出すか」という熾烈な競争の世界ですから、研究者の知り合いからも聞き、私自身の実感としてもそうでしたが「もっと色んな研究機関が協力し合って研究を進めたら無駄が省ける部分があるんじゃないか」と思われる部分が多々あります。同じことは企業の研究開発にも言えるはずです。

どういう競争が「良い競争」かというのは、結論を出すのはなかなか難しいですが、一つ個人的な直感を言うと「アイディアやコンテンツの価値を決めるのは市場原理が向いているが、食料やエネルギーなど、人が生きていくうえで最低限必要なものの配分を決めるのには、実は市場原理は向かない」と思っています。直感なので理由の説明も難しいですし、一方で「かといって『食料価格が高騰するからバイオ燃料は禁止すべき』というのも暴論ではないか」という思いもあるので、断言するのは憚られるのですが、以前からそういう思いがあります。

どれがどうであるか結論を出すのは難しいにせよ、「市場メカニズムには意識すべき『使いどころ』がある」、というのは、持っておく価値のある感覚ではないかと、私は思っています。