OIAS創成記~ポイント制掲示板実現へ~

仮想通貨の使えるポイント制掲示板GiAnTa BBSで任意団体から営利法人を目指す(かも知れない)OIASの創成期の記録です

Google に対する私の気持ちの変化

かつて私はGoogle と言う会社に対して、強く憧れたり応援したりする気持ちを持っていた。
理系のエンジニアが自由に技術を追究して活躍できたり、本業以外にも自分の可能性を広げることを推奨したりするおおらかな社風、食生活の乱れがちなエンジニアの健康を考えバランスの取れた食事を食べ放題で提供するなど(私の場合食べ過ぎで逆に健康を害してしまうかも知れないが)従業員のことを気遣ってくれていそうな雰囲気からも、ぜひGoogle に就職するか、会社を立ち上げ独自技術やサービスを開発しGoogle に買収されるか、と言ったことを夢見ていた。
そんな気持ちが空回りしたせいか、私はだんだんGoogleに知られて恥ずかしいような事は極力Google では検索しないようにしたり、やがてはGoogle に私の望まない個人情報が流れるのを極度に嫌がるようになったりした。冷静に考えれば、もしGoogle が私の望まないような個人情報を調べるような企業なのだとしたら、そこに就職したいなどという気持ちは吹き飛んでしまうので、Google で良からぬ検索を行うことがGoogle に就職するのに不利になることを心配する必要は全く皆無なはずなのだが、Google に憧れる気持ちが強いが故に逆にそう言う冷静な判断ができなくなり、終いにはGoogleに個人情報を渡さないようにと神経をとがらせ、苛立ちさえ感じGoogle を憎むようにまでなった。
そんな中、小さな、しかし私にとっては大きな事件が起こった。私が自宅でGoogle には知られない様にIEでアクセスしたはずのサイトのURLが、職場のchromeブラウザでオートコンプリートされたのだ。そのサイトは決して職場では見るはずのないサイトで、私は大いに困惑した。恐らくアンチウィルスソフトのAvastをインストールした時に同時にchrome をインストールしたので、その時履歴が勝手にIEからchrome に移行されてしまい、Google アカウントを通じて職場のPCのchrome に伝播したのではないかと考えているが、真相は良く分からない。
Google に対する私の感情を悪化させた出来事は他にもある。Google App Engine(GAE)の利用料の値上げがそれだ。GAE と言うのはGoogle が提供しているクラウド環境で誰でも好きなサービスをプログラミングして公開できるサービスの事だ。少し専門的な話になるが、GAEは一般的に使われているリレーショナルデータベースではなく、NoSQL のKVSしか使えないなど、仕様の独自性が強く、簡単に言うと使い続けるにつれ他のサービスに乗り換えるのが難しくなる。それをロックインと言うのだが、GAE のユーザーはロックインされるリスクは分かりながらも、Google なら大丈夫だろうと信じて一生懸命にGAE で動くプログラムを開発した。ところがGoogle はそれをあっさりと裏切り大幅な値上げを行った。料金が支払えないユーザーはサービスを閉鎖するしかなかった様だ。私も少しだけだがGAE で勉強がてらポイント制掲示板GiAnTa BBS の元となる簡単掲示板の実装を進めていたので、少しだけだが被害を被った1人だ。
思えば昔、私はMicrosoftを応援していたが、Windows XPのアクチベーションの導入辺りから、Microsoft を嫌うようになった気がする。企業が大きくなったことが私の応援する気持ちを削いだと言う側面もあるのかも知れないが、やはり嫌われるようになるだけの何かが発生したと考えるのが自然ではないかと思う。今、私のGoogleとMicrosoft に対する好感度を比較すると、大体同じ位だ。それに私は今は、転職するにせよ地元広島で転職先を探したいと言う気持ちが強く、Googleを志望する気持ちはもはやほとんど無い。
Googleに対して私が渡したくない情報は、どの程度の量かは分からないにせよ既に渡ってしまっており、もはや隠す理由もないわけだが、一度染み付いたGoogleで検索を行う際に知られたくない情報が含まれていないか警戒すると言う習慣は、なかなか無くなるものではない。これからも私は多少の不自由さは感じながらも、自宅からはGoogleに知られたくない検索は行わないと言う生活を続けるのかも知れない。